相場テクニカル分析 10月第1週

2019年10月第1週の相場テクニカル分析です。
 

前週比

米国株式市場は 10/1(月) に発表された米・ISM製造業景況指数の結果を受けて下落してスタートしましたが、週末には値を戻し、結局のところ前週比では小幅安で引けています。

S&P500

S&P500 は、75日線と200日線に挟まれて推移中です。長期目線では上昇トレンドですが、9月の最高値チャレンジが一旦失敗に終わり、微妙な雰囲気。ザックリ 2850-3000 の保ち合いにも見えます。

この後上下どちらにいくか、目先の方向性を決めるのは間違いなく米中貿易協議でしょう。

米中協議は7~8日に次官級協議、10~11日に閣僚級協議が行われると報じられています。今週は株式市場にとって重要な一週間になります。

米ドル/円

ドル円は 10/1のISM製造業景況指数の悪化に加え、同日にトランプ大統領が「ドルが高すぎる」とツイートした影響を受けて下落しました。

チャート上では100日線で跳ね返されたように見える上に、綺麗にWトップまで形成してしまい、重い雰囲気が漂っています。

日経平均

チャート

日経平均株価はひきつづき方向感の無い展開。75・100・200日線が同じ位置に固まっており、長期に渡って保ち合いが続いていることを表しています。

目先の日経平均の方向性を決めるのは言わずもがな米中貿易協議の行方と米国市場の動向になりますが、10月下旬からはいよいよ7-9月期決算発表がピークを迎えます。

10月第5週~11月第3週までの3週間で決算発表を予定している企業は現時点で「2,762社」あります。

米中貿易戦争によって、業績にどのうよな影響が発生しているのかを見極める重要な決算になります。

おそらく日本企業全体としての減益は免れられないのではないかと思われ、注目は下げ幅の大きさなのではないかと見ています。(個人の見解です。)

PER(株価収益率)

source:世界の株価と日経平均先物

日経平均PERは、12.21倍です。

今週の主な予定

  • 10月7~11日 米国/米中貿易協議
  • 10月10日 米国/9月消費者物価指数
  • 中国国慶節による市場休場は7日まで。8日より再開。