相場テクニカル分析 2月第4週

2019年2月第4週のテクニカル分析をしてみました。
 

 

NYダウ

チャート

NYダウは75・100・200日移動平均線を上回って推移しています。

昨年レジスタンスとなっている26,000ドルゾーンを抜けることができるかどうか。節目に到達していると見ています。

PER(株価収益率)

出典:日経平均株価 AI予想

EPS(1株当たり純利益)の上昇により、PERは下降気味です。

PER 18倍台はトランプ政権下においては低い水準と言えますが、トランプ政権下での「これまでのPER水準が期待先行で高すぎた」と見れなくもなく、現在の株価がフェアバリューかどうかの評価はなかなか難しいようです。

日経平均株価

チャート

日経平均株価は75・100・200日移動平均線を下回って推移中です。

21,000円の節目&レジスタンスゾーンに到達しており、ここを上抜けることができるかどうかはポイントになりそうです。

PER(株価収益率)

出典:世界の株価と日経平均先物

緑色の帯は日経平均株価「PER 12~16倍」の範囲を表します。過去5年で見ると、日経平均株価は概ねこの帯の中で推移しています。

現在の日経平均株価PERは「12.05」です。
過去の平均値と比較すると、現在の日経平均株価は割安水準と見ることができますが、割安と見るには「企業の増益が維持されること」が前提となります。

EPS(1株当たり純利益)の減少が見込まれる市場環境の中ではPERではフェアバリューを評価できないと言われています。(「株価=EPS×PER」であるため、株価が一定であっても「EPSが減少」すると「PERが上昇」する。)

今年はこのあと「米中貿易摩擦、ブレグジット」・・・など経済にとって先行きが不透明なイベントが待ち構えており、今年は日本企業においても「増益」を続けていけるかどうかの正念場かも知れません。

ドル円

チャート

52週間値幅

ドル円は現在「110.47円」です。過去52週(1年)で見ると、ほぼ中間値です。

年初に105円台の急激な円高がありましたが、結局のところ現在は110円台に戻ってきており、「110円を中心とした±5円」のレンジで保ち合いの状況です。

過去5年で見ても、ドル円レートは概ね「100円~125円」の範囲で推移しており、現在のレートはほぼ中間です。多少の上下動はありますが、長期的に見るとドル円は安定的に推移しているようです。

今週の予定

  • 2月18日(月)・・・米国祝日(大統領の日)

直近の大型イベント

  • 2月27日・28日 ・・・ 米朝首脳会談
  • 3月1日 ・・・ 米中貿易協議交渉期限
  • 3月29日 ・・・ ブレグジット離脱期限