2022年の運用方針

2022年の運用方針です。
 

相場展望

昨年は米国株の下落を予想していた私。結果はS&P500指数が+26.89%という驚異の上昇を見せ、大外れとなりました。+26.89%という上昇率は過去20年で上から3番目の高いものでした。

株価上昇要因はもちろん企業業績が好調ということはありますが、やはり金融緩和による資産バブルの側面が否めないように思います。

昨年は世界的にインフレが加速し、米国においてはいよいよFRBが利上げへと舵を切ることになりそうです。

米国2年債利回りは利上げを見越して急上昇

一方で過去の実績では利上げによる景気引き締めの効果は数年遅れて出てくることが分かっています。

過去の実績だけに着目すると利上げ開始期に当たる(と思われる)今年はまだ景気後退にはならず、株式相場はまだ好調を継続するのではないかという予測になり、様々なアナリスト予想もそのような傾向が見受けられます。

過去の実績は頼りになるの?

しかし疑り深い私は半信半疑です。過去の実績は本当に参考になるんですかね。

ここ10数年の間に株式市場を動かしている企業は大きく様変わりしています。

10数年前の時価総額ランギング上位はエクソンモービルやゼネラル・エレクトリックといった企業でしたが、現在はアップル、マイクロソフト、アルファベット(Google)と言ったハイテク企業に完全に置き換わっています。

前者はいわゆるバリュー株(割安株)、後者はグロース株(成長株)に分けることができます。つまり現代の株式相場を牽引しているのはグロース株(=成長企業)だということです。

成長企業は投資(借金)によって成長しているため利上げの影響を受け易いと言われています。

バリュー株銘柄に該当している企業が相場の中心にいた過去時代の実績が、グロース株中心になっている現代において本当に役に立つのかどうか。

株式相場にとって意外と利上げによる影響が早期に出てくる可能性もあるのではないかと見ています。

投資方針

投資方針については昨年から変更ありません。米国株インデックス投信・ETFを中心に一部で個別銘柄への長期投資を行っていきます。

長期での成長が期待できる企業や投信への投資を軸に据え、短期での相場の上げ下げには捕われずに投資活動を行っていきます。

積立目標と利益目標

今年は「23年間で1億円達成計画」の5年目に当たります。
「年120万円の積立」と「複利で年率10%の運用」を続ければ23年間で1億円を達成できるため、ここを最終目標として株式投資を行っています。

まずは全期間中での今年の目標値を確認します。

23年で1億円達成グラフ(5年目)

まだまだ先は長いですね。

焦らずぼちぼちと、1年ずつの目標をクリアしていきたいと思います。

直近10年の目標グラフ

2022年の目標値

2022年の目標値は以下の通りです。

  1. 投資元本(長期) 6,000,000円
  2. 単年利益目標 732,612円

昨年2021年は個別株への投資も行いました。

引き続き主軸は米国株インデックス投信・ETFとしつつ、一部で個別銘柄を物色しながら単年度目標の120万円の元本投入を実現したいと思います。

積立投資の口座別配分

昨年に引き続き今年も積立NISAとiDeCoだけで 952,000円分の株式積立を行います。非課税枠をフルに活用して株式の保有比率を高めていきます。投資先は米国株インデックス投信・ETFです。

まとめ

当ブログも気がつけば5年目。あっという間でした。

ブログ開設当時の記事を読み返してみると結構短期目線のトレードに取り組んでいて、今の自分とは全く違う自分がそこにいます。この4年間で随分と地に足の付いた資産運用ができるようになったように思います。

長期積立投資は短期間では僅かな成果しか見えないので株式投資に興味があればあるほど、つまらなく感じる投資なのではないかと思います。

しかし4年位経つとある程度の成果が見えてくるんですね。最近は成果を実感できています。

何人かの読者の方より私の投資方法に共感して頂いているメッセージを頂戴して、本当に励みになっています。ありがとうございます。

超臆病者&凡人の私があまり大きなリスクを取らず、コツコツと時間を掛けて資産形成していく様子をブログを通じてお伝えしていきたいなと考えています。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。