相場テクニカル分析 4月第2週

2019年4月第2週の相場テクニカル分析です。
 

NYダウ平均

NYダウ平均株価 4/5終値は 26,424ドルで、前週から+496ドルの上昇となりました。

NYダウは Wトップからの下落を否定して、何度も跳ね返されていた26,000ドル近辺のレジスタンスゾーンを上にブレイクしました。

4月に入ったのと同時に上ブレイクです。例年この時期は個人年金の買いが入るなどの理由で、米国市場は上昇し易い傾向にあるそうですが、どうやら今年も上昇傾向のようです。

しかしダウ史上最高値 26,951ドルまであと527ドルほどです。株価が史上最高値を抜けて上昇していくためには、市場にそれなりのパワーが必要だと思うのですが、果たして現在の市場はそのパワーを持ち合わせているのでしょうか。

日経平均

チャート

日経平均株価 4/5の終値は 21,807円で、前週の終値から+602円の上昇となりました。

先週の日経平均はダウと同じく、Wトップからの下落を否定して上昇しました。しかし日経平均はダウとは違い、21,000円近辺~22,000円近辺の保ち合いゾーンを明確に上抜けしたとは言えないと思います。

3月の配当落ちがあったことを加味しても上値は200日移動平均線近辺であり、株価は75日移動平均線と200日移動平均線に挟まれて推移しています。

いずれにしても日経平均が保ち合いを上抜けできるかどうかは、米国市場の動向次第のように思います。

PER(株価収益率)

source:世界の株価と日経平均先物

日経平均株価のPERは12.59で、前週から+0.27となりました。

米ドル/円

米ドル/円の 4/5終値は 111.72円で、前週から+0.88円となりました。

米ドル/円はトレンドライン上限の上抜けを試しています。

ただし米ドル/円は丸2年間、105円~115円のレンジ相場を続けており、仮にトレンドラインを上抜けしても上値は限定的なのではないかと見ています。

今週の主な予定

  • 10日 ECB理事会
  • 12日 英国EU離脱期限
    (6月30日への再延期を申請。10日のEU臨時首脳会議で議論)

直近の大型イベント

  • 4月27日~5月6日 日本大型連休(10連休)
  • 日程未定 米中首脳会談