相場テクニカル分析 3月第2週

2019年3月第2週の相場テクニカル分析です。
 

NYダウ

チャート


NYダウの先週 3/1(金)の終値は 25,916ドルで、前週の終値から-116ドルとなっています。

さすがに 26,000ドル台は一旦停止ですね。2週間横ばいの状況が続いています。今週も保ち合い継続となるのでしょうか。

PER(株価収益率)

出典:日経平均株価 AI予想

NYダウのPERは前週の18.17から-0.06ポイントです。こちらも横ばいです。

日経平均株価

チャート

日経平均株価の先週 3/1(金)の終値は 21,603円で前週から +177円の上昇となりました。100日移動平均線を上回ってきていますが、上には200日移動平均線がちょうど22,000円近辺で待ち構えています。

今週の3/8(金)はメジャーSQです。メジャーSQ週の日経平均株価は先物・オプション取引の影響を受けて上下に大きく動く傾向があります。

ここまで日経平均株価は年初から順調に回復してきていますが、今週は 22,000円タッチがあるでしょうか。

PER(株価収益率)

出典:世界の株価と日経平均先物

日経平均株価のPERは 12.36です。前週から+0.05ポイントの上昇。ほとんど横ばいです。

ドル円

チャート

52週間値幅

ドル円の先週 3/1(金)の終値は 1ドル111.93円で、前週の終値から1.26円の円安ドル高となりました。

3/1(金)の夜間に112円を付ける場面があったようです。米国長期金利の上昇が要因のようです。ドル円も株価と同様に年初から一本調子で上昇してきています。

3/2(土) に発表された2/19時点のシカゴIMMの非商業(投機)ポジションからは、円のショート(売り)ポジションの増加(円安要因)が確認できます。
極端なショートポジションの増加は、円の買戻しによる円高圧力になる可能性がありますが、現在の水準は過去の水準と比較するとそれほど大きなショートポジションでは無いように見えます。

先週は米朝首脳会談、米中貿易協議、米国のGDP発表・・・など、大型のイベントが重なっておりましたが、市場はいずれの結果にもそれほど反応していないようです。

先週初めにトランプ大統領が発表した「中国製品に対する追加関税引き上げの保留」が大きいように思います。元々は3月2日が期限でしたので、問題が先送りされた形です。
米中貿易協議について、次は3月下旬にトランプ大統領と習近平国家主席の首脳会談が予定されているとのことです。

3月29日にはブレグジット離脱期限もあります。3月は引き続き重大なイベントが残されています。どのような相場展開になっていくでしょうか。

今週の予定

  • 3/7(木)ECB理事会
  • 3/8(金)メジャーSQ・米国雇用統計発表

直近の大型イベント

  • 3/29(金)ブレグジット離脱期限
  • 3月下旬 米中首脳会議