相場テクニカル分析 10月第4週

2019年10月第4週の相場テクニカル分析です。
 

前週比

米国株式相場は「米中貿易協議の進展期待」と「米国企業決算の好感」から上昇。S&P500は一時史上最高値まであと0.59ポイントまで迫りましたが、高値更新はできず。

前週末に心配された「英国ブレグジット問題」の影響はほとんど無く、平穏な1週間となりました。

S&P500

S&P500は、25日(金)に一時史上最高値まであと0.59ポイントまで迫りましたが、高値更新はできませんでした。

7月、9月に続いて3度目の3020ポイントゾーンの突破にトライしています。3度目の正直になるでしょうか。

今週の米国市場はイベントが目白押しです。

FOMCと7-9月期の米国GDP発表、そして米国雇用統計の発表があります。市場予想ではFOMCで0.25%の利下げが確実視されています。

また主要企業の決算発表が集中しています。28日にアルファベット(グーグル)、29日にGM、30日にアップル・フェイスブックの決算発表が予定されています。

今週はイベントに左右されて、大きく動く可能性があります。

米ドル/円

ドル円は109円台を前に上値が重たくなっています。

シカゴIMM非商業(投機)ポジションはショートポジションが増加し、ネットでは18,165枚ショートポジションが勝っています。

日経平均

チャート

日経平均株価は好調をキープしています。

決算ピークを前にして決算期待からの買いなのか、売りポジションの買戻しなのだか分かりませんが、上昇しています。

個人的には「決算前の上昇」にはあまり良い経験が無いので、若干警戒しています。

PER(株価収益率)

source:世界の株価と日経平均先物

日経平均PERは12.87倍。13倍目前です。久しぶりに安定して12-16倍の帯に入ってきています。

今週の主な予定

  • 30日 米国/7-9月期GDP(速報値)
       米国/FOMC
  • 31日 日本/日銀金融政策決定会合
       米国/9月個人消費支出
  • 1日  米国/10月雇用統計